メンバーは志磨遼平(Vo.)、栗本ヒロコ(Ba.)、越川和磨(G.)、富士山富士夫(Dr.)の4人。70'sパンク、グラムロック等を過剰にデフォルメしたサウンドと破壊と狂乱のライブパフォーマンスがアンダーグラウンドシーンで一躍注目を浴び、全国各地に毛皮ズ中毒患者を一気に増殖させる。09年7月に「スペースシャワー列伝」初登場のほか、様々な音楽フェスにも出演を果たす。翌年4月には毛皮のマリーズとスペースシャワーTVのレギュラー番組「モンスターロック」がコラボレートし、メジャーデビューアルバム『毛皮のマリーズ』に収録されていた『それすらできない』のビデオクリップを制作した。同年10月にはシングル『Mary Lou』がスペースシャワーTVの「Power Push!」に選出。さらに翌年1月にリリースしたセカンドアルバム『ティン・パン・アレイ』はオリコン初登場6位を記録する出世作となり、その後に行われた全国ツアーは各地で大成功を収める。ファイナル公演となったC.C.LEMONホールでは、アルバム完全再現ライブと称した大所帯ライブを遂行するなど、その独特な世界観は多くの音楽ファンの耳を惹きつけるに至っている。SLSは昨年に続き2度目の出演となる。鬼気迫る中にも美しさをはらんだ、彼らの完璧なステージをぜひその目に焼き付けてもらいたい。