LIVE REPORT

SWEET LOVE SHOWER 2011 終了しました


ほぼ終日通して快晴に恵まれた「SWEET LOVE SHOWER 2011」2日目が無事に終了。合計20組のアーティストの競演をサンボマスターの熱いライブとやついいちろうの爆笑クロージングDJが締めくくり、終演後にはたくさんの花火が打ち上げられました。

素晴らしいライブを披露してくれたアーティストの皆さん、ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございました。次回「SWEET LOVE SHOWER 2012」でまたお会いしましょう!


Photographs by
上飯坂 一
菊池 さとる
釘野 孝宏
古溪 一道
後藤 淳
平沼 久奈
広川 智基
(50音順)

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やついいちろう(CLOSING DJ)


サンボマスターのステージで全ライブアクトが終了した「SWEET LOVE SHOWER 2011」。しかし、まだ物足りないというオーディエンスのために、スペシャブースではやついいちろう(エレキコミック)によるCLOSING DJが始まった。


毎回異様な盛り上がりをみせるやついのDJパフォーマンスだが、今夜はももいろクローバーの「行くぜっ!怪盗少女」からスタート。さらに昨日出演した岡村靖幸の「だいすき」を振り付きで踊るなど、"スペシャライク"な選曲で盛り上げていく。容赦なく繰り出されるキラーチューンを浴びた観客は、ぬかるんだ地面をものともせず、歌ったり踊ったりと、思い思いの形でDJタイムを楽しんだ。


DJ終盤戦では、ゲストとしてIMALU、「爆裂エレキングダム!!」の国王、「スペチャ」のVJぺっちゃんも登場。DJやついはスペシャルコラボも挟みつつ、最後までアッパーチューンを投下してイベントのフィナーレを飾った。

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サンボマスター


2日間にわたって行われた「SWEET LOVE SHOWER 2011」もいよいよフィナーレへ。今年の「SWEET LOVE SHOWER」を締めくくるのはサンボマスターだ。オープニングSEのゴダイゴ「モンキー・マジック」が鳴り響く中、メンバー3人がステージに現れ、山口隆(Vo, G)は「SWEET LOVE SHOWERのこの年の大トリを務めさせていただきます! これより後はライブがねえわけだ、最後の最後の最後の力をみんな貸してくれ!」と絶叫。1曲目「青春狂騒曲」へ突入した。


山口のテンションに負けじとオーディエンス全員が踊り狂い、激しくジャンプする。早くも「ロックンロール!」コールが起こる中「世界をかえさせておくれよ」では、近藤洋一(B)、木内泰史(Dr)が湖畔を揺らすビートを響かせ、フィールドのテンションをさらに上昇させる。ここで山口は「サンボマスター以外で出した曲歌っていいかい?」と観客に問いかける。「ここから300kmぐらい北にいったとことろが俺の故郷の福島なんだ。福島は今大変なことになっている。みんなも自分の故郷のことを思って聴いてくれ!」と叫び、山口を含めた福島県出身アーティストによるユニット・猪苗代湖ズでリリースした「I Love You & I Need You ふくしま」を熱唱する。穏やかなアコースティックアレンジの原曲から一変し、情熱的なロックチューンに生まれ変わったこの曲を、3人はすさまじいテンションで演奏した。


後半ではサンボマスターならではの、熱く感動的なロックンロールを連発する。「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」では見知らぬオーディエンス同士が笑顔を交わしながら入り乱れて飛び跳ね、彼らの力強くも美しいサウンドを楽しんでいた。そして最後の曲は「できっこないを やらなくちゃ」。山口は「ロックンロールは何かを変えられると思ってる。君たちだってそう思ってるだろう!」と叫び、近藤と木内と共に全身全霊でのパフォーマンスを繰り広げる。彼らの熱い気持ちを受け取った観客も、全身全霊でその声に応えていた。


3人がステージを去ってすぐさま起こったアンコールに応え、メンバーもすぐさまステージへ戻ってくる。山口は「今日最高でした、ありがとう。みんなのおかげでえらいことになった。大トリってこんなすごいのかってびっくりした(笑)」と挨拶し、2日間計40組のアクトを締めくくるラストチューン「歌声よおこれ」のイントロを鳴らした。"愛と平和"を恐ろしいまでの勢いで表現し続けたサンボマスターとオーディエンス。お互いを称えるように、山口は「山中湖、ありがとう!」と絶叫し、フィールドからも名残を惜しむかのように拍手と歓声がいつまでも続いていた。

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毛皮のマリーズ


陽の落ちたMt.Fuji stageに登場した毛皮のマリーズは、志磨遼平(Vo)の「8月が終わるぞー!」の声を合図に「ボニーとクライドは今夜も夢中」からライブをスタートさせた。富士山富士夫(Dr)が繰り出すビートに乗せて、越川和磨(G)が低い姿勢から艶のあるギターリフを響かせる。


続く「REBEL SONG」では観客にコーラスを、「BABYDOLL」ではハンドクラップを求め、フィールドとの一体感を強めていく志磨。そして「僕たちの今一番新しいナンバーを聴いてください。こんな素晴らしい夜にぴったりのナンバー!」と紹介して、9月7日リリースのニューアルバムに収録されるミディアムチューン「HEART OF GOLD」を披露した。


越川のアルペジオから始まるヒットシングル「Mary Lou」で、会場を一気に盛り上げたあとは、栗本ヒロコ(B)がボーカルをとる「すてきなモリー」へ。志磨は自由なアクションとコーラスで観客へのアピールを忘れない。続く「ビューティフル」では、志磨の真摯なメッセージが観客の心を打ち、フィールドはひときわ大きな拍手に包まれた。


ラストを飾ったのはゴキゲンなロックンロールラブソング「コミック・ジェネレイション」。大きな手拍子と「ナナナ」の大合唱を受けて、志磨はステージ上を縦横無尽に動き回り、「ありがとう! 愛してます!」と絶叫。熱狂的な拍手と歓声を浴びながらMt.Fuji stageのトリを見事に務めあげた。

セットリスト
01. ボニーとクライドは今夜も夢中
02. REBEL SONG
03. BABYDOLL
04. HEART OF GOLD
05. Mary Lou
06. すてきなモリー
07. ビューティフル
08. コミック・ジェネレイション

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[Champagne]


Forest stage、2日間のラストを飾った[Champagne]のライブには、多数のオーディエンスが集結した。オープニングSEが鳴り響くと、熱狂的なファンが一斉に前方へ押し寄せ、1曲目に演奏されたのは「For Freedom」。複雑に展開するリズムに合わせてオーディエンスは拳を挙げ、川上洋平(Vo, G)の妖艶なボーカルと激しいギターサウンドに酔いしれる。川上と磯部寛之(B)、白井眞輝(G)が鳴らすイントロのフレーズで大歓声が起こった「Rocknrolla!」で会場はさらにヒートアップ。間奏では川上が「2日間お疲れさまでした! まだまだ暴れ足りないでしょう?」と観客を煽る一幕もあった。


続いてバンドは最新シングル「言え」を披露する。庄村聡泰(Dr)の表現力豊かなドラムと疾走感にあふれたメロディラインが絡み合い、川上も伸びやかな声を響かせる。変拍子のイントロから始まった「Cat 2」では川上の煽りに応えてオーディエンスがハンドクラップ。サビでは激しいモッシュも起こり、会場のテンションは高まる一方だ。「city」では轟音ギターと重低音のビート、苦しい思いを叫ぶボーカルが重なり、唯一無二の世界を生み出していた。


「今日は最高の1日です、どうもありがとう」と川上が挨拶。「スペースシャワーTVは僕が10年前にシリアから帰国したとき、日本の学生にいじめられないようにと音楽番組をいつも観てお世話になっていたんですけど。現実的な話、やっぱり10年経つと消えていくアーティストとかもいます。[Champagne]も10年後にはここにいないかもしれません。いや、いないと思います」と話すと、オーディエンスからは悲しそうな声が上がる。すると川上は「それは世界に出ていくからです。観られるうちに観といてください」と言い放ち、大歓声を浴びた。そんな彼らのラストチューンは「You're So Sweet & I Love You」。ファンへの愛とこれからも前に突き進む意思を感じさせる圧巻のナンバーで、Forest stageの全アクトが終了した。

セットリスト
01. For Freedom
02. Rocknrolla!
03. 言え
04. Cat 2
05. city
06. You're So Sweet & I Love You

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サカナクション


開始時刻前から大勢のオーディエンスがLakeside stageに待機する中で行われたサカナクションのステージ。彼らは期待を裏切らないキラーチューン尽くしのセットリストを用意し、堂々としたパフォーマンスを見せつけた。

メンバー5人は登場するなり、インストゥルメンタルナンバーでオーディエンスのテンションを上げていく。そこにいる全員をサカナクションの音世界へ誘い入れたところでステージ前方から白煙が噴射され、1曲目「セントレイ」が始まった。


その後も「アドベンチャー」「Klee」とアッパーなナンバーが続き、観客は狂喜の中で踊り続ける。山口一郎(Vo, G)はフィールドに対し、射るような鋭い眼光を向けるだけでなく、ギターを持ち上げたり、人差し指を天高く挙げたりと、不動のフロントマンぶりを発揮する。


「最近レコーディングで全員スタジオにこもってるんですよ。今日はその気持ちを発散させていきますので、最後まで楽しんでください」という一度きりのMCを挟んで、ここからは息もつかせぬヒットチューンを連発。最新シングル「『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』」から「ルーキー」「アルクアラウンド」と最上級の高揚感を生み出す楽曲が続き、オーディエンスが繰り出すステップで山中湖畔の地面が大きく揺れる。


最後はバンドの総力を結集して「アイデンティティ」を投下。フィールドは大量の閃光を浴びながら「ラララ」の大合唱を繰り返し、最後の最後まで踊り狂った。

セットリスト
01. セントレイ
02. アドベンチャー
03. Klee
04. 『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』
05. ルーキー
06. アルクアラウンド
07. アイデンティティ

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上原ひろみ ザ・トリオ・プロジェクト feat. アンソニー・ジャクソン&サイモン・フィリップス


3年ぶりの「SWEET LOVE SHOWER」出演となる上原ひろみは、最新作「VOICE」を共同制作したアンソニー・ジャクソン(B)、サイモン・フィリップス(Dr)とのトリオ名義で参加。ロックバンド好きのオーディエンスをも魅了する、圧倒的なパフォーマンスを披露した。


気持ちの良い風が吹き込むMt.Fuji stageに、赤い衣装で登場した上原ひろみ。彼女がサイモン・フィリップスのカウントにあわせてまず奏でたのは、ファニーなアレンジが光る「Desire」。シンプルな編成で紡がれる豊かな音世界に、オーディエンスはうっとりとした表情を浮かべる。


続いては各メンバーの卓越したプレイが存分に楽しめる「Flashback」。上原はときおり立ち上がり、アグレッシブに鍵盤を叩き続ける。その楽しげな姿に呼応するように、アンソニーとサイモンも、アイコンタクトを取りながら弾むようなセッションを繰り広げていく。


その後は、シックな雰囲気が漂う前半と、跳ねるようなリフレンが続く中盤とのコントラストが魅力の「Now or Never」、シリアスかつスリリングなアンサンブルが印象的な「XYZ」の2曲を披露。最後に「ありがとうございました!」と感謝を伝えた以外は、MCを挟むことなくストイックなステージに終始した上原。その濃密なパフォーマンスを讃えるように、フィールドではしばらくの間、拍手が鳴り止むことはなかった。

セットリスト
01. Desire
02. Flashback
03. Now or Never
04. XYZ

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avengers in sci-fi


満員のForest stageには、重低音のビートによるオープニングSEにあわせて、早くも観客の手拍子が鳴り響く。そんな中、万歳をして登場したバンドは、木幡太郎(G, Vo, Syn)の「準備いいですか!?」という声を合図に「Cydonia Twin」を奏で始めた。


スペイシーなアヴェンズワールドに魅了され、フィールドはダンス天国に様変わり。2曲目の「Universe Universe」もイントロから歓声が上がり、稲見喜彦(B, Vo, Syn)の弾くグルーヴィなベースラインや長谷川正法(Dr)の叩くハイハットがオーディエンスの足を軽やかに動かす。


ライブ中盤では、"ロックの宇宙船"と呼ばれる彼らにふさわしく、ボコーダーや多種多様なギターエフェクターを駆使した新曲を披露。さらに「夏が終わっちゃいますよ。なんかまだサイファイし足りない? 俺らも全然足りないよ!」とのMCに続く「Beats For Jealous Pluto」では、木幡がたまらずステージを降りて客席エリアに近づく場面も。


ダンサーと化した観客による「SAVE OUR ROCK!」の大合唱が起きた「Homosapiens Experience」、バンドとフィールドが一体となって汗をかいた「Delight Slight Lightspeed」でライブのボルテージはピークに。精一杯の力でラスト2曲を演奏し切ったメンバーたちは、思い残すことはないといった晴れやかな表情で颯爽とステージを後にした。

セットリスト
01. Cydonia Twin
02. Universe Universe
03. 新曲
04. Beats For Jealous Pluto
05. Homosapiens Experience
06. Delight Slight Lightspeed

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AOEQ


AOEQの2人が現れたのは、夕暮れ近づく湖畔のWaterfront stage。藤原ヒロシとYO-KINGはアコースティックギターを抱え、「セッティングに手間取ったんで、これが最後の曲になります(笑)」と冗談を飛ばしつつ1曲目「pink cloud」からライブをスタートさせた。


YO-KINGは体育座りの観客に「次の曲でヒロシさんがダイブします!」と話し、藤原ヒロシは「じゃあ靴の紐結び直していいですか?」と笑顔を見せる。そして演奏したのは西岡恭蔵「プカプカ」のカバー。2人が交互にボーカルをとるこの曲では、藤原ヒロシのコーラスとギターソロが楽曲に華を添える。ライブはそのまま藤原ヒロシが柔らかい歌声を聴かせる「消えない虹」、CMソングとしてもおなじみの「fun days」と続いていった。


ラストに2人は日本語版の「デイ・ドリーム・ビリーバー」を演奏。集まった観客の手拍子の中、忌野清志郎に捧げるこの曲を心を込めて歌った2人は、カヌーに乗ったステージ背後のファンにも手を振り、会場に温かい余韻を残してステージを去っていった。

セットリスト
01. pink cloud
02. ミスター・ロンリー
03. プカプカ
04. 消えない虹
05. fun days
06. デイ・ドリーム・ビリーバー

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NICO Touches the Walls


「SWEET LOVE SHOWER」の2日目も折り返し地点に入った頃、このイベントには欠かせない常連バンドNICO Touches the WallsがLakeside stageに登場。彼らは手慣れた様子でサウンドチェックを行うと、本編のセットリストには含まれていない「風人」をひと足先に集まった観客にプレゼントし、これから始まるパフォーマンスへの期待を高めた。


ライブの幕が上がり、光村龍哉(Vo, G)が「今年もいっちょ気持ちよくやりますか?」と話して始まったのは「妄想隊員A」。光村はシャウト混じりの歌声を轟かせ、古村大介(G)と坂倉心悟(B)の2人はステージ前に進み出て、オーディエンスとの距離を縮めていく。1曲目でガッチリ観客の心をつかむと、対馬祥太郎(Dr)のパワフルなドラミングから「Broken Youth」へ。光村は「もうちょっとぶっ壊れられますか? 山中湖!」とシャウトし、突き抜けるようなアンサンブルを奏でた。


続くMCで光村は「雨上がってよかったですね。『SWEET LOVE SHOWER』にはホントにお世話になってて、4年連続出場となります。しかも話を聞いたら最多出場らしくて。でもこのフェス、毎年出演者もすごく豪華だし、ロケーションもいいし、日本で1、2を争うフェスだと思うんですよ。だから最多出場が俺らでいいのかと申し訳なくて......」と遠慮気味の発言で笑わせた。

MCのあとは、観客のコール&レスポンスとジャンプが必須の「THE BUNGY」。フィールドが一体になったところで投下されたのは、ライブの盛り上がりを意識して作られた新曲「手をたたけ」だ。ダイナミックなサウンドにあわせて盛大なハンドクラップが起こり、ステージとフィールドの垣根が消えていく。


まばゆい照明とともに披露された「ホログラム」を経て、ライブはクライマックス。光村は晴れ間がのぞく空を指し、「向こう側、晴れてきたよ! こうなったら来年も呼んでもらうしかないな」とニヤリ。そしてバンドは、アカペラから幕を開ける壮大なミディアムナンバー「Diver」をフィールドいっぱいに響かせた。

セットリスト
01. 妄想隊員A
02. Broken Youth
03. THE BUNGY
04. 手をたたけ
05. ホログラム
06. Diver

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SISTER JET


昨年に続き、再びMt.Fuji stageに登場したSISTER JET。ライブは、足取り軽くステージに現れたワタルS(Vo, G)が弾く「キャラメルフレーバー」のイントロからスタート。ショウサカベ(B)の骨太なベースラインに支えられ、ワタルの甘くロマンチックなボーカルが美しいラブストーリーを紡いでいく。続いては「たった今入った情報によりますとこのイベント、電力が極限まで不足しているそうですよ。俺たちと一緒にロックンロールで発電しませんか?」というワタルのMCから、8月10日にリリースされたシングル「ロックンロール発電所」に収録されたチャック・ベリー「Johnny B. Goode」のカバーへ。そして疾走感あふれるダンサブルなロックチューン「Young Pretender」で、彼らの新境地をアピールした。


スペースシャワーTVの「爆裂エレキングダム!!」に出演しているワタルは、MCでこの夏の思い出を「最近ロケが多いのがうれしくて。曲を作ったりレコーディングしたりする息抜きになってるんです」と語り、「なのでもっとロケを増やしてください!(笑)」と番組側に直訴する。その後は「2日前にレコーディングしたばかりの曲をやります。どうしてもこのステージでやりたかったんです」と話し、新曲「17」を披露した。2011年という年に「楽しいことをやろう」という前向きなメッセージが歌われるこの曲に、オーディエンスはじっくり聴き入っていた。


続く「さよならポケット」ではケンスケアオキ(Dr)のダイナミックなドラムが力強いリズムを刻む。「ラスト1曲、一緒に踊ろうぜ!」というワタルの言葉の後は「MR. LONELY」。3人の鳴らすアッパーでピースフルなロックンロールを浴びながら、フィールドに集まった観客は笑顔で踊り続けていた。

セットリスト
01. キャラメルフレーバー
02. Johnny B. Goode
03. Young Pretender
04. 恋してクレイジー
05. 17(仮タイトル)
06. さよならポケット
07. MR. LONELY

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WEAVER


昨年、Mt.Fuji stageのオープニングアクトとして出演した彼らが、今年はForest stageに登場。ステージにはメンバー3人のほかサポートギタリスト&キーボーディストの計5人が立ち、爽やかな疾走感あふれるナンバー「トキドキセカイ」からライブをスタートさせた。


杉本雄治(Vo, Piano)はグランドピアノをアグレッシブに演奏し、澄んだ歌声を聴かせる。さらに奥野翔太(B)は、河邉徹(Dr)の叩くリズムにあわせて積極的に観客に手拍子を求め、それに呼応して腕を上げるオーディエンスもどんどん増えていく。その光景は、この1年でより大きく成長したバンドそのものを表しているかのようだった。

2曲目「僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」を終えて、「山中湖のみなさん、どうもWEAVERです!」と挨拶した杉本は「また今年もこうやって出ることができてうれしいです。感謝してます」と、「SWEET LOVE SHOWER」再出演の喜びを口にする。


叙情的な歌とピアノの旋律が重なるミドルバラード「希望の灯」を挟んで、後半の「Shine」「管制塔」では、ロックテイストの強いダイナミックなアレンジでWEAVER独特の世界を提示。杉本の攻撃的なボーカルに奥野のコーラスが彩りを加え、河邉は圧巻のドラミングでアンサンブルを支える。

ボルテージが最高潮に達したところで、全5曲のステージはあっという間に終了。気持ちよさそうに汗をかいた3人はオーディエンスに向かって深々と頭を下げ、笑顔で手を振った。

セットリスト
01. トキドキセカイ
02. 僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~
03. 希望の灯
04. Shine
05. 管制塔

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難波章浩 -AKIHIRO NAMBA-


気温が上がり始めた湖畔のLakeside stageには、「SWEET LOVE SHOWER」初出演の難波章浩が登場。彼は自身の楽曲だけでなく、名曲のカバーやHi-STANDARDの楽曲を織り交ぜた充実のセットリストでオーディエンスを盛り上げた。

「よっしゃ踊ろうぜ!」という宣言して始まったオープニングナンバーの「CALIFORNIA DREAMIN'」からエンジンは全開! 原曲の切ないメロディを残しつつ、小気味のいいアレンジを施した楽曲を爆音で鳴らし、観客の笑顔を呼ぶ。そのまま「PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT」「MY WAY」になだれ込み、たちまちフィールドを祝祭空間へと変えていく。「闇にある光を探せ!」という言葉に続いては、Hi-STANDARDの名曲「STAY GOLD」がスタート。曲に込められた思いに賛同するように、観客は腕を突き上げ踊りまくった。


貫禄とフレッシュさを兼ね備えたパフォーマンスは、後半戦に入ってからますます熱気を帯びていく。「人生楽しんでる? でもさ怒りのエネルギーってのもあるじゃん。今日はこんだけロッカーが集まってるんだから、怒りを爆発させてみない?」と、赤いライトを浴びながら「LEVEL 7」を演奏したかと思えば、「未来へいこうぜっていう曲です」と前向きな「未来へ~It's your future」を鳴らし力強いメッセージを伝えた。


そしてラストは、盛り上がり必至のHi-STANDARDの名曲「TURNING BACK」。強烈な1曲をお見舞いすると、難波は「最後まで楽しんで!」と笑顔でステージを去っていった。

セットリスト
01. CALIFORNIA DREAMIN'
02. PUNK ROCK THROUGH THE NIGHT
03. MY WAY
04. STAY GOLD
05. ONE MORE TIME
06. LEVEL 7
07. 未来へ~It's your future
08. TURNING BACK

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SEKAI NO OWARI


2回目の「SWEET LOVE SHOWER」出演となるSEKAI NO OWARIは、「ファンタジー」のイントロが響く中ステージへ登場。LOVE(DJ)の鳴らす軽やかなビートに乗せて、フィールドいっぱいに集まった観客は一斉にハンドクラップを繰り返す。深瀬慧(Vo, G)の透明感あふれるボーカルが空気を揺らし、藤崎彩織(Piano)も笑顔で美しい音色を奏でる。中島真一(G)が「みんないっぱい踊って、歌ってください!」と叫び、「虹色の戦争」が始まると、オーディエンスのテンションはさらに上昇。さわやかでアッパーなサウンドに乗せて、楽しそうにステップを踏み続けた。


中島はステージ後方を振り返り、雲に覆われた富士山を見上げて「富士山が見えないですねえ。去年も僕らここでやらせてもらったんですけど、やっぱり富士山が見えなくて。来年こそ見たいですね(笑)」とつぶやく。その後披露されたのは、8月17日にリリースされたばかりのシングル「INORI」から「不死鳥」。深瀬はファンタジックな歌詞をまっすぐな声で歌い上げ、藤崎と中島も柔らかなコーラスで楽曲を彩る。続く「幻の命」では、藤崎のピアノがさまざまな世界を作る。柔らかなイントロ、力強い間奏、余韻を残すアウトロなど表情を変えていくその演奏に、観客も息を呑んで聴き入っていた。


ストリングスの音色が壮大な世界を作る「天使と悪魔」では、深瀬がオーディエンスに呼びかけるようにフィールドをしっかり見つめながら熱唱する。「日が出てきたから体調管理に気をつけて下さい。俺もあんまり身体が強くないから気をつけます(笑)」という深瀬の挨拶に続いては、いよいよ最後の曲「インスタントラジオ」に。ドラムの力強いビートをフィーチャーしたサウンドに、観客は熱狂して高く拳を挙げる。そんな様子を見つめるメンバー4人も笑顔でそれぞれの音を奏でる。ステージとフィールドが、これ以上ないほどの一体感と多幸感に包まれたラストシーンとなった。

セットリスト
01. ファンタジー
02. 虹色の戦争
03. 不死鳥
04. 幻の命
05. 天使と悪魔
06. インスタントラジオ

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アルカラ


Forest stageの2番手は"ロック界の奇行師"アルカラ。彼らの予測不可能なパフォーマンスを体感しようと、続々と客席エリアに人が流れ込んでくる。

4人が挨拶代わりにぶちかましたのは「キャラバンの夜」。ステージから轟音が放たれると人が前に押し寄せ、周囲の空気が一変する。そして稲村太佑(Vo, G)が「How are you? 夏の忘れ物をするなよ!」と叫んだのを口火に「癇癪玉のお宮ちゃん」が始まり、複雑でスリリングなアンサンブルが青空にこだました。


さらにバンドは、疋田武史(Dr)のリズミカルなビートで観客を踊らせる「キャッチーを科学する」、4人の奏でる音が拮抗する爆走チューン「チクショー」を立て続けに演奏。曲が進むに連れて、田原和憲(G)と下上貴弘(B)のプレイは激しくなり、それに呼応して観客の動きも躍動感を増した。


稲村はMCで「どうして、みんなは隠れてコソコソするの? 僕はどっちかっていうと堂々とやるの? ってオナラの話ですけどね」「えー、こんにちは。ロック界の奇行師、福山雅治です」と冗談混じりに挨拶。さらに去年の出演を振り返り、「去年出たときは『来年はメインアクトで出る』って言ったんだけどねえ......」とLakeside stageを指し、「来年はあっちでやるから、今から1年間あっちで待っててくれる?」と観客に語り、喝采を浴びた。


そこから「夢見る少女でいたい。」と「半径30cmの中を知らない」を休みなく演奏し、一筋縄ではいかない変則ロックチューンをフィールドに叩き付けたアルカラ。そしてラストは、激しかったそれまでの展開から一転してメランコリックな「秘密基地」を届けた。強くなった日差しを和らげるような、スケール感あふれるサウンドと歌声に観客はじっくりと聴き入っていた。

セットリスト
01. キャラバンの夜
02. 癇癪玉のお宮ちゃん
03. キャッチーを科学する
04. チクショー
05. 夢見る少女でいたい。
06. 半径30cmの中を知らない
07. 秘密基地

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くるり


晴天のLakeside stageで、くるりのサウンドチェックが始まる。吉田省念(G)、ファンファン(Tp)、田中佑司(Dr, Per)の新メンバー3名が加入してからまだ間もないライブとあって、フィールドにはサウンドチェックの時間から多数のオーディエンスが集結する。5人は「さよならアメリカ」を本番さながらの演奏で披露し、岸田繁(Vo, G)は「じゃ、のちほどです」と言い残して一旦ステージを後にした。


再びメンバー5人がステージに登場すると、岸田はオーディエンスに向かって「今からくるりが富士山を見せてあげましょう」と話しかける。大歓声が起こるとそれを切り捨てるかのように「......大雨降らしたるわ!」と叫び、1曲目「いっぽ」へ。新編成にぴったりの豊かな音像と朴訥な歌詞が印象的な新曲で観客を驚かせる。その後も「リバー」「シャツを洗えば」と、過去の名曲を新たなアレンジで次々と披露。より深みを増したギターサウンド、吉田と佐藤征史(B)が作る鉄壁のリズム、ファンファンの鳴らすトランペットの音と存在感のあるコーラスが、誰もが知る楽曲に新たな息吹を与えていた。


岸田はMCで「前に『SWEET LOVE SHOWER』に出たとき、せっかく雨が止んでたのにめっちゃ降らしてしまったんですよ(笑)。今年も呪いかけるんで、雨具の用意しといてください」と宣言する。不穏な空気を吹き飛ばすように始まった次の曲は「ワンダーフォーゲル」。5人の奏でる温かく力強いビートに合わせ、フィールドの観客は一斉に飛び跳ねる。盛り上がりから一転し、岸田のギターが「ばらの花」のイントロを奏でると、今度はさわやかなサウンドに乗せ、観客は心地よさそうに身体を揺らしていた。


続く「ブレーメン」では、岸田が歌詞を「富士山目指して飛んでゆけ」と変えて歌い、間奏ではファンファンの高らかなトランペットソロが響く。最後の曲は「奇跡」。5人の丁寧な演奏と岸田の優しい歌声が、穏やかで幸せな空気を湖畔に届けていた。

セットリスト
01. いっぽ(新曲)
02. リバー
03. シャツを洗えば
04. ワンダーフォーゲル
05. ばらの花
06. ブレーメン
07. 奇跡

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ONE OK ROCK


涼しい気候のMt.Fuji stageにすさまじい熱気をもたらしたのは「SWEET LOVE SHOWER」初出場のONE OK ROCK。1曲目「Never Let This Go」から、Taka(Vo)は「SWEET LOVE SHOWER!!」と鋭いシャウトで観客を煽り、激しいヘッドバンギング、滞空時間の長いジャンプ、荒々しくもブレない演奏でフィールドの熱狂を加速させていく。

その後は「頭振る準備できてるか!? パンクにいこうぜ!」と絶叫した「未完成交響曲」や「じぶんROCK」、新曲「Re:make」などのキラーチューンを畳みかけるように投下した。


またMCでは、スペースシャワーTV「モンスターロック」とONE OK ROCKがコラボしたかき氷をこの会場で販売していることに触れ、「アーティストがプロデュースした食べ物がまったく売れてないというスーパー大惨事です。ちょっと寒いけど、お前らかき氷買え!」と、観客の笑いを誘いつつ告知を行う場面も。


後半は、大合唱が巻き起こった「アンサイズニア」を皮切りに、迫力の演奏でフィールドを圧倒する。歪んだ音でメロディアスなプレイを見せるToru(G)、太くうねるビートを刻むRyota(B)、腹にずっしりと響くリズムを叩き出すTomoya(Dr)による骨太なアンサンブルに乗って、Takaは耳をつんざくエモーショナルなボーカルでオーディエンスを魅了した。


ラスト2曲を残し、Takaは「僕ら今年いろんなフェスに参加させてもらって感じたことがあります。改めて僕たちは音楽が大好きなんだなと、そして音楽が大好きな皆さんの前でやれるのは本当にうれしいです」とコメント。そして並々ならぬ気合を注入した上で「NO SCARED」「完全感覚Dreamer」を演奏し、Mt.Fuji stageを囲むオーディエンスを狂喜の渦に巻き込んだ。

セットリスト
01. Never Let This Go
02. 未完成交響曲
03. じぶんROCK
04. Re:make
05. アンサイズニア
06. NO SCARED
07. 完全感覚Dreamer

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OKAMOTO'S


Forest stage、2日目の1組目として登場したのはOKAMOTO'S。先陣を切って飛び出してきたオカモトレイジ(Dr)はステージ前方でダンスを踊りオーディエンスを煽る。続いて残る3人も登場し、最初のナンバー「恋をしようよ」が始まった。ハマ・オカモト(B)とレイジが高速のビートを刻み、観客は一気に引き込まれてステップを踏む。続いてはオカモトショウ(Vo)のシャウトで「笑って笑って」へ。ショウは身体をくねらせながら笑顔で歌い、間奏ではブルースハープのソロを披露。そしてオカモトコウキ(G)も強力なギターソロでオーディエンスを盛り上げた。


「今日は俺たち全員の名前を覚えて帰ってもらうぜ!」というショウのメンバー紹介の後も、「Run Chicken Run」「Baby Don't Stop」と圧巻のロックチューンを連発。MCでショウは「このフェスに出るのは今年で2年目です。このフェスはとても平和的で好きなんです。出れてうれしいです」と挨拶した後、「昨日岡村靖幸観ちゃったからさ、気合入ってるんだよね俺たち(笑)」と初日の感想を笑顔で語った。


その後は9月7日にリリースするニューアルバム「欲望」から新曲「アイのテーマ」、さらに「みんなの欲望を見せてくれ!」というショウの煽りから「欲望を叫べ!!!!」を披露。コウキのカッティングが炸裂し、大勢の観客が激しいサウンドに乗せて踊り狂う。さらにDragon Ash「I LOVE HIP HOP」とAEROSMITH & RUN D.M.C「Walk This Way」のカバー2曲をつなげて演奏する。彼らのルーツを感じさせる選曲と高い演奏力に、オーディエンスからは歓声と拍手が起こった。ラストナンバーは「Run Run Run」。ステージの上と下、お互いの熱狂がピークに達する力強いパフォーマンスで、OKAMOTO'Sのライブが締めくくられた。

セットリスト
01. 恋をしようよ
02. 笑って笑って
03. Run Chicken Run
04. Baby Don't Stop
05. Beek
06. アイのテーマ
07. 欲望を叫べ!!!!
08. I LOVE HIP HOP~Walk This Way
09. Run Run Run

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THE BAWDIES


2日目のLakeside stageのトップバッターを務めるのは、「SWEET LOVE SHOWER」3年連続出演のTHE BAWDIES。サウンドチェックのために4人が姿を現すと、うれしそうな歓声があちこちから上がる。彼らの人気の高さがわかる瞬間だ。

そして始まったライブは、まだ目覚めきれないオーディエンスを叩き起こすように、グルーヴィな「JUST BE COOL」からスタートした。観客は手を高く掲げ、4人の演奏に合わせて体を動かす。「おはようございます! 起きてますか? 朝はごはんにしますか? パンにしますか? そんなことを俺らに聞くのは野暮でしょう!」というROY(Vo, B)のシャウトから始まった「HOT DOG」で、フィールドのテンションはさらにアップ。MARCY(Dr)の叩く強烈なビートに合わせて、地面が激しく上下に揺れる。


「KEEP ON ROCKIN'」をはじめ、次々と繰り出されるゴキゲンなロックチューンに、会場の熱気は高まるばかり。TAXMAN(G, Vo)がリードボーカルを担当する「B.P.B」では、JIM(G)がギターをかき鳴らしながらジャンプをしたり、ステージを動き回ったりと煽動役を担当し、バンドのチームワークの良さを伺わせる。

中盤のMCではROYが「ステージ上の4人中3人は二日酔いですか?」と、昨夜飲み過ぎた他のメンバーのコンディションについてコメント。それに対してTAXMANは「ロックンロールでしょ?」と間髪入れずに返し、演奏同様の絶妙なコンビネーションを展開した。


後半戦は「IT'S TOO LATE」「YOU GOTTA DANCE」といったライブの定番曲で攻めまくり、曲間にROYは「心を裸にしようと言ってるんです! 素っ裸になっちまいましょうよ!」と観客に呼びかける。演奏後は、TAXMANが恒例の「わっしょい!」でオーディエンスの心をひとつにし、Lakeside stageのオープニングを最高のロックンロールショーで彩った。

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高橋優


「SWEET LOVE SHOWER 2011」2日目、Mt.Fuji stageのオープニングアクトは、"リアルタイム・シンガーソングライター"というキャッチフレーズのもと、今年大躍進を続けている高橋優。

朝一番の空気の中、温かい拍手で迎えられた彼は、登場後ステージ中央で深々と一礼。その後すぐにアコースティックギターを抱え、「おはようございます。高橋優といいます。よろしくお願いします!」と第一声を発した。記念すべき「SWEET LOVE SHOWER」初ステージの1曲目は「素晴らしき日常」。しょっぱなから"高橋優節"は全開で、聴き手の心に真っ直ぐ突き刺さる力強い歌声がフィールドにこだまする。


「本日はこの『SWEET LOVE SHOWER 2011』に出演させていただき、誠に光栄に思います。短い時間ではございますが、精一杯歌わせていただきます。最後までよろしくお願いします!」。楽曲同様、丁寧かつハッキリとした言葉使いで実直な思いを口にする高橋。


最後は「今日ここにお集まりいただいた皆さんのもとに、心から幸せだなと思える瞬間がこれからもっと増えていけばいいなと思います」という言葉を添えて、東京メトロのCM曲として話題になった「福笑い」が演奏された。全4曲のアクトながら、誠意と熱のこもった彼の全力パフォーマンスは、集まった観客の心をガッチリと掴んだことだろう。

セットリスト
01. 素晴らしき日常
02. 現実という名の怪物と戦う者たち
03. 誰もいない台所
04. 福笑い

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コトリンゴ


日差しが差し込む朝イチのWarterfront stageで、麗しい声を響かせたのは「SWEET LOVE SHOWER」初登場のコトリンゴ。サポートギターの村田シゲ(□□□)とともにステージに立った彼女は、「おはようございます。早起きは三文の徳になるようにします」と微笑みながら挨拶。流れるようなキーボードとギターにあわせて「life」を歌い上げ、湖畔の一角をたちまちドリーミーな雰囲気に染め上げてしまう。


MCでは村田シゲが、雨に見舞われびしょ濡れになった初日のエピソードを披露。それに対してコトリンゴはマイペースな相づちを打ち、絶妙な掛け合いで観客を笑わせた。ショートコントの様相をみせたユニークなトークに続いては、THE BUGGLESの名曲「Video Killed The Radio Star」のカバーへ。コトリンゴのチャーミングな歌声と村田シゲのファニーなコーラスが、ハンドクラップにあわせて響き、幸せな空間が作り上げられる。

さらに「いつもとは違う感じで歌いたいと思います」と前置きし、癒し度満点の「おいでよ」を歌唱。その歌声に導かれるように、ステージの周囲には続々と人が集まり、湖上でカヌーを漕いでいた人も手を止めてその声に聴き入った。


2人のキャラクターを感じさせる爆笑続きのMCを経て、最後は「ふたり」で締めくくられたコトリンゴのステージ。短い時間ではあったが、2人が紡ぐ豊かな音楽は、朝の目覚めにぴったりなひとときを提供してくれた。

セットリスト
01. life
02. Video Killed The Radio Star
03. おいでよ
04. ふたり

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SWEET LOVE SHOWER 2011 2日目スタート


「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2011」2日目は気持ちのいい快晴! ゲートオープンと同時にたくさんのお客さんが来場しています。本日は気球の搭乗受付も行っていますので、ライブの合間にぜひチャレンジを。最高の1日を楽しみましょう!

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SWEET LOVE SHOWER 2011 初日終了


冷たい雨が降りしきる中、初登場&常連組を含め計20アーティストが出演した「SWEET LOVE SHOWER 2011」初日。Lakeside stageでの岡村靖幸のアクトと、THE BAWDIESによるクロージングDJをもって、すべてのパフォーマンスが終了しました。

出演アーティストの皆さん、観客の皆さん、雨の中本当におつかれさまでした! 明日の天気予報は曇りですが、参加予定の方は防寒&雨対策を万全に。明日も熱いライブを楽しみましょう!

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THE BAWDIES(CLOSING DJ)


「SWEET LOVE SHOWER」を締めくくる恒例のお楽しみと言えば、スペシャブースでのCLOSING DJ! 本日のDJは、明日のLakeside stageに出演するTHE BAWDIESが務め、彼らのDJを楽しもうと、ブース前には多数のオーディエンスが集結した。



彼らのDJは、JIM(G)曰く「ROY(Vo, B)とTAXMAN(G)がゴキゲンなソウルナンバーをかけてくれるバー」というコンセプト。1曲目、THE JACKSON 5の「I Want You Back」から早くもブース前は大盛り上がり。TAXMAN(Dr)も笑顔でオーディエンスを煽り、続々とTHE BAWDIESのルーツとも言える名曲の数々がスピンされていく。途中、音が止まるトラブルが起こるとROYは「こんなもんで我々のソウルの炎が止みますか?」と、ライブのMCさながらのフォローを入れ、観客は大喜び。初日のフィナーレにふさわしい、アットホームなパーティ空間となった。

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岡村靖幸


「SWEET LOVE SHOWER 2011」初日のトリは岡村靖幸! 先日セルフカバーアルバム「エチケット」を発表し完全復活を果たした岡村は、多数のファンが大きな拍手と"靖幸コール"で待ちわびる中、黒のスーツ姿で雨のLake stageに現れた。

岡村がライブを行うのは2007年11月以来約3年9カ月ぶり。この日の記念すべきステージは、ダンサブルなファンクチューン「どぉなっちゃってんだよ」で幕を開けた。ぐっとスリムになった肉体をビートに乗せつつ、「OK! スペースシャワー、カモン!」とシャウトし、観客を煽る岡村靖幸。

近年のライブの定番曲「ア・チ・チ・チ」でフィールドをさらに盛り上げた彼は、ギターをかき鳴らしつつ「Vegetable」のワンフレーズを歌い、そのままバンドはビート感を強めたライブバージョンで「聖書(バイブル)」を演奏した。旧知のバンドメンバーによる鉄壁のアンサンブルと、岡村が繰り出すキレのあるダンスに観客の目と耳は釘付けに。


そして、熱気に満ちたステージで再びギターを手にした岡村が「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」のイントロを弾き始めると、フィールドからはひときわ大きな歓声が上がる。「青春って1、2、3、ジャンプ!」のコール&レスポンスで会場が一体化したところで、岡村は「だいすき!」と叫び、愛すべき名曲「だいすき」がスタート。曲間では「俺は君を、......だいすきです!」とシャウトし、最高潮の盛り上がりの中、ライブ本編は終了した。

アンコールを求める熱烈な声に応えて、岡村とバンドメンバーは再びステージに帰還。アンコールはアルバム「エチケット(パープルジャケット)」後半同様、「DATE」「祈りの季節」「マシュマロハネムーン」「セックス」の4曲をメドレーで演奏した。終盤で岡村はかけていた眼鏡を外し、ファンに明るい笑顔を見せる。すべての演奏を終えると岡村は「どうもありがとうございました」と挨拶し、ライブは幸福感に包まれたまま終了した。

セットリスト
01. どぉなっちゃってんだよ
02. ア・チ・チ・チ
03. Interludes
04. 聖書(バイブル)
05. あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
06. だいすき
(アンコール)
07. DATE~祈りの季節~マシュマロハネムーン~セックス

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初日のMt.Fuji stageのトリを務める髭は、全力のリハーサルで観客のハートをつかむ。さらに本番では、メンバーが各国の国旗をまとって登場した上、1曲目からいきなり新曲を披露するサービスっぷりを発揮。彼ららしいサプライズに満ちた幕開けに、フィールドは急速に熱気を帯びていった。


アッパーな新曲に続き演奏されたのは、須藤寿(Vo, G)のハイテンションなボーカルが印象的な「ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク」。激しく明滅するライトにあわせて、佐藤"コテイスイ"康一(Per, Dr)と川崎"フィリポ"裕利(Dr, Per)が繰り出すリズムも映える。


しかし、お祭りモードの曲ばかりで固めないのが髭らしいところ。「どーも! こんばんは髭です。今日はいい日だね。俺たちいっつも『SWEET LOVE SHOWER』を楽しみにしてるんだけど、今日は格別だね。みんなキレイだよ。雨とあいまってすごくキレイだよ。みんなとここにいられてよかったよ」という須藤の言葉に続き、ミディアムチューンの「青空」をファンにプレゼントした。


夕方に似合う1曲を届けたあとは、ジェットコースター的展開に突入。真っ赤な照明とともに演奏された「ブラッディ・マリー、気をつけろ!」、攻撃性全開の「ロックナンバー」、観客にステップを踏ませる「テキーラ!テキーラ!」と畳みかける。そして須藤の「こんな日が毎日続けばいいのにね。でも僕らは飽き症だからさ、1年に1回くらいがいいのかもね」「最近みんなのことすごく大事に思ってるんだ。ありがとう」という愛情たっぷりのMCを経て演奏されたのは、ダンサブルでアッパーな「ロックンロールと五人の囚人」。雨の中、観客は拳を突き上げ踊り狂い、6人の奏でるロックンロールを全身で満喫していた。

「残念だけど最後だ! 愛してるぜ!」という須藤のシャウトに続いて「虹」がスタート。カラフルなライトとともに演奏されたこの曲で、ステージ上のメンバーはオーディエンスの心に"虹"をかけた。

セットリスト
01. 新曲
02. ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
03. 青空
04. ブラッディ・マリー、気をつけろ!
05. ロックナンバー
06. テキーラ!テキーラ!
07. ロックンロールと五人の囚人
08. 虹

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The Mirraz


Forest stage、この日のラストとなるThe Mirrazのステージ。オープニングSEの反町隆史「Forever」が流れる中メンバー4人はステージに登場し、畠山承平(Vo, G)のシャウトから「あーあ」が始まった。四つ打ちのリズムと浮遊感漂うアレンジ、畠山の激しい歌声にオーディエンスのテンションは急上昇。ステージ前は観客のジャンプで大きく揺れる。さらに「僕はスーパーマン」の激しいギターイントロが鳴り響くと、観客は一斉にステージ前へ押し寄せる。The Mirrazならではの痛快なバンドサウンドが、湖畔に高らかに鳴り響いた。


続いて畠山が「新曲やります」と宣言して始まったのは、9月7日発売のニューシングル「ラストナンバー」。このポップなテイストのダンスチューンでは、佐藤真彦(G)の軽やかなフレーズとグルーヴィなリズムが絡み合い、これまでのThe Mirrazの楽曲とは異なる雰囲気を醸し出した。MCで畠山はライブ中に再び降り出した雨に「ちょっと雨邪魔だよ! (ステージに)入ってくんな!」と叫び、「ケイゾー雨止めて!」と中島ケイゾー(B)に無茶ブリする。中島はファンからの「がんばって!」という声に「......がんばるから(笑)」と答え、笑いを誘っていた。


激情的な轟音が響く「ハッピーアイスクリーム」の後は、中島と関口塁(Dr)がダイナミックなグルーヴを生み出す「CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい」。オーディエンスは激しくステップを踏み、彼らの作るリズムに身体を委ねる。「check it out! check it out! check it out! check it out!」では畠山がギターを降ろし、ハンドマイクで観客を煽る。


「じゃ、最後」と畠山が言うと、オーディエンスからは残念そうな声が上がる。すると「大丈夫大丈夫、このあとの岡村ちゃんカッコいいから(笑)」と返し、最後の曲「観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは」を力強く歌い始めた。ラストチューンにふさわしい印象的なナンバーで、初日Forest stageの幕が閉じられた。

セットリスト
01. あーあ
02. 僕はスーパーマン
03. なんだっていい//////
04. ラストナンバー
05. ハッピーアイスクリーム
06. CANのジャケットのモンスターみたいのが現れて世界壊しちゃえばいい
07. check it out! check it out! check it out! check it out!
08. 観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは

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BRAHMAN


2008年の「SWEET LOVE SHOWER」で圧巻のステージを披露したBRAHMANが山中湖に帰還! 前回同様、嵐を呼ぶかのような壮絶なパフォーマンスをフィールドに刻み付けた。

厳かなSEが鳴り始めると、観客は天を拝むようにしながら拍手を響かせる。熱烈な歓迎を受けたメンバーは「ANSWER FOR...」を演奏。激しくなる曲調にあわせて地面が揺れる。途中でおもむろにTOSHI-LOW(Vo)は客席エリアに降り立ち、ファンに支えられながら熱唱を続けた。


1曲目を歌い終えるとTOSHI-LOWは、「観てるほうだけに寒い思いはさせないよ。倒れても、泥を食っても、這いつくばっても......。俺たちBRAHMAN、始めます」と、この上ないほどドラマチックな形でライブを本格的にスタートさせた。その後も「THE ONLY WAY」「EPIGRAM」「SPECULATION」と続け、息をもつかせぬ展開で観客を圧倒していく。


後半はメロディアスな「最終章」、タイトなアンサンブルが響く「CHERRIES WERE MADE FOR EATING」などを連投。TOSHI-LOWはMCで「この『SWEET LOVE SHOWER』を主催してるスペースシャワーTVとは、東日本大震災が起きてから一緒に支援活動で動いてたから。このイベントに出演のオファーいただいたとき、考えなしに『出ます』って言ったんだけど」と語りつつ、「このステージの木村カエラ、BRAHMAN、岡村ちゃんって変な並びだよね。1個1個はいいんだけど、シュークリーム、つけ麺、濃厚チーズケーキみたいな、食べ合わせが良いのか悪いのかって感じで......」と観客を爆笑させた。


そして「明日のことはわからないけど、今日1日はこうやって音楽が好きな人の前で歌えることを感謝してる」「本当に今日ありがとう。変わらない日常、変わらない世界、変わらない自分。本日、晴天の。」と話し、ラストナンバーとして演奏したのは、もはや彼らのライブには欠かせない新曲「霹靂」。TOSHI-LOWは、KOHKI(G)、MAKOTO(B)、RONZI(Dr)の演奏にあわせて空高く声を響かせた。

セットリスト
01. ANSWER FOR...
02. THE ONLY WAY
03. EPIGRAM
04. SPECULATION
05. THE VOID
06. 最終章
07. CHERRIES WERE MADE FOR EATING
08. SEE OFF
09. BEYOND THE MOUNTAIN
10. BASIS
11. 霹靂

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salyu×salyu


今年、Corneliusとのコラボレーションアルバム「s(o)un(d)beams」を発表し、音楽ファンの話題を集めたSalyuの別プロジェクト・salyu×salyu。彼女の声の多重録音がコンセプトということで、ステージにはSalyu本人に加え、彼女のクローンを思わせるような同じ衣装、同じ髪型のコーラスメンバー="salyu×salyuシスターズ"がずらりと並んだ。


「声」がメインのこのバンドのサウンドは、メトロノーム、カスタネット、クラベス、ウィンドチャイムなどの楽器を用いたシンプルで緻密な構成。最高8声のハーモニーが重なる実験的な演奏を、この野外フェスのステージで繰り広げていく。オーディエンスは霧がかかった湖のほとりでその現実離れした曖昧な世界にゆるりと引きこまれ、会場は静かで不思議な時間に包まれた。

そして、この空気をいい意味で一変させたのは、いとうせいこう(□□□)が作詞を担当した「Mirror Neurotic」。エッジの効いたビートを取り入れたこの曲では真っ赤なライトが閃光のように光り、心地良い疾走感を保ったまま次の曲「奴隷」へ流れ込んだ。


生身の人間とは思えないほど巧みに歌声を操り、圧倒的な表現力を見せつけたSalyu。彼女は最後の曲「続きを」の間奏中に、「今日はみんな、雨の中salyu×salyuのステージを観てくれてありがとうね。プレイヤーにも大きな拍手を。"salyu×salyuシスターズ"のみんなにも大きな拍手を。どうもありがとう、このあとも楽しんでね」と挨拶。そして曲の終わりには、やはり美しい多重コーラスで「バイバイ」「See you」という言葉を響かせ、オーディエンスに優しく手を振った。

セットリスト
01. 話したいあなたと
02. ただのともだち
03. Sailing Days
04. s(o)un(d)beams
05. Mirror Neurotic
06. 奴隷
07. 続きを

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plenty


小雨がしっとりとステージ前を濡らす中、Forest stageにはplentyが登場し、「空が笑ってる」の静謐なイントロからライブをスタートさせる。江沼郁弥(Vo, G)は丁寧に美しい歌声を響かせ、新田紀彰(B)もそれに寄り添うようなベースラインを鳴らす。続く「最近どうなの?」では、サポートドラマーとの3人で重量感のあるサウンドを奏で、江沼の透き通ったボーカルとの対比でオーディエンスを惹きつけた。


江沼は「雨ですね。寒くないですか?」と観客を気遣いつつ次の曲へ。「待ち合わせの途中」では激しく切なげなギターフレーズがリスナーの心をつかむ。ジャジーなリズムのドラムイントロから始まった「ふつうの生活」では、彼らの心の叫びをそのまま演奏にぶつけたような熱いバンドアンサンブルを響かせた。


疾走感にあふれたアレンジの「枠」が始まると、オーディエンスは次々と腕を上げて彼らの鳴らすリズムに応える。彼らの生み出すグルーヴがステージ前を揺らし、観客の一体感が増していく。盛り上がるフィールドに向けて江沼が「最後!」と言い放つと、ファンからは「えー?」という残念そうな声が上がる。江沼は「俺もヤだよ(笑)」と答えながら、最後のナンバー「人との距離のはかりかた」を奏で始めた。迷いながらも前向きに進もうとする姿を描いたナンバーを、江沼は優しさと骨太さを兼ね備えた声で歌いあげ、新田は思いを込めるようにどっしりとしたベースラインを鳴らし続けた。演奏を終えた江沼は「雨の中、ありがとう」と観客に感謝の言葉を述べる。派手な演出や煽りもなく、ひたすらに演奏だけでオーディエンスを魅了し続ける、plentyならではのライブとなった。

セットリスト
01. 空が笑ってる
02. 最近どうなの?
03. 待ち合わせの途中
04. ふつうの生活
05. 枠
06. 人との距離のはかりかた

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ホフディラン


幻想的な空気が漂うWarterfront stageに立ったのは、1996年の第1回「SWEET LOVE SHOWER」に出演した経験を持つホフディラン。学ランを着用した小宮山雄飛とワタナベイビーは木道を歩き、湖畔に設置されたかわいらしいステージに現れた。

この日のライブはドラムに田中元尚を加えた3人編成で登場。1曲目の「遠距離恋愛は続く」から、ベイビーのチャーミングな歌声と、雄飛の弾くキーボードにあわせて手拍子が起こる。曲間に2人はスワンボートに乗る観客に声をかけたりと、マイペースにライブを楽しむ様子をみせた。


続いて演奏されたのは「恋はいつも幻のように」といったシングル曲や、ベイビーと雄飛の掛け合いボーカルが楽しい「LOW POWER」。名曲の連続に観客も喜びを隠せない様子で、イントロが鳴るたびに歓声が沸く。そんなノリの良いファンにサービスをするように、ベイビーは木道を歩きながらギターをかき鳴らし、雄飛は伸びやかな声を響かせた。


「スマイル」を演奏する前には、「一応我々さりげなく15周年を迎えております。そんな15年前にリリースしたデビュー曲をやります」と勢いよく宣言。「欲望」をしっとりと披露したあと雄飛は「15年間のライブの中で一番いい演奏だった!」と語り笑顔を浮かべる。そして最後に演奏されたのは忌野清志郎による日本語版「デイ・ドリーム・ビリーバー」のカバー。演奏中に雨脚が強くなる場面もあったが、ベイビーは「雨が降ってきた! ここから観るとすごくドラマチックだ」と叫ぶ。そしてハッピーなハーモニーが湖畔に響きわたり、観客の笑顔を呼ぶ形でライブは終わりを告げた。

セットリスト
01. 遠距離恋愛は続く
03. 恋はいつも幻のように
04. LOW POWER
05. スマイル
06. 欲望
07. デイドリームビリーバー

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木村カエラ


木村カエラにとって初となる「SWEET LOVE SHOWER」のステージは、最新シングル「喜怒哀楽 plus 愛」で幕を開けた。

渡邊忍(G)、會田茂一(G)、村上4106(B)、中村圭作(Key)、柏倉隆史(Dr)という強力な布陣が繰り出すイントロに乗せて踊るように現れたカエラは、「イエーイ! スペシャー!」と雄叫びを上げて歌いだす。


彼女は序盤で「TREE CLIMBERS」「deep beep」と激しいビートチューンを連投し、「Ring a Ding Dong」「Butterfly」ではキュートな一面を発揮。この日最初の女性アーティストということもあってか、オーディエンスからは「カワイイ!」と新鮮な声が飛ぶ。

「みんな、タオル(雨で)グチャグチャ? もし元気があったらサビのところでタオル回して」との言葉から始まったのは「Circle」。そんなカエラの呼びかけに応え、色とりどりの"Circle"で埋め尽くされたフィールドはまさに圧巻! カエラの歌声が霧雨の会場いっぱいに響いていく。


「みんな風邪引かないように気をつけてね!」と、悪天候と戦うオーディエンスを最後まで気遣っていたカエラ。最後に披露された「Magic Music」では「みんなの笑顔が見たいー!」と歌詞を替え、持ち前のパワーと天性の明るさ、そして晴れやかな笑顔で、観客の笑顔を最大限に引き出した。

セットリスト
01. 喜怒哀楽 plus 愛
02. TREE CLIMBERS
03. deep beep
04. Ring a Ding Dong
05. Butterfly
06. Circle
07. Magic Music

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andymori


サウンドチェックの段階からパワー全開、本番さながらのパフォーマンスを見せつけたのは3年連続の山中湖出演となるandymori。彼らのライブは岡山健二(Dr)の叩くシンプルなドラムが光る「グロリアス軽トラ」で始まった。小山田壮平(Vo, G)は歌詞を変え「山中湖の空の下!」と歌いオーディエンスを沸かせる。ここからライブは一気に加速し、「ベンガルトラとウィスキー」「スーパーマンになりたい」とアップテンポなナンバーを連発。観客も彼らの鳴らす軽快なサウンドと、小山田の熱い歌声を全身で楽しんでいく。


「ありがとう、andymoriです!」と小山田が挨拶し、続いてはノスタルジックなスローナンバー「1984」。さらに「ユートピア」ではスピードアップする演奏に乗せてオーディエンスが拳を掲げ、「Peace」「Sunrise & Sunset」では彼ららしい華やかで切ないアレンジで会場を盛り上げる。温かい歌詞世界が印象的なミディアムチューン「ハッピーエンド」では、ストレートかつ力強いバンドアンサンブルを響かせた。


終盤は藤原寛(B)のベースラインが湖畔を揺らした「革命」、3人が息もぴったりな超高速の演奏で魅せた「everything is my guitar」と、強力なナンバーを立て続けに披露する。「すごい速さ」ではandymoriならではの骨太な演奏と藤原の力強いベースソロに大きな歓声が起こった。


「次で最後の曲です」という小山田の挨拶のあと、披露されたのは「投げKISSをあげるよ」。小山田と藤原が歌う優しいハーモニーとそれぞれの鳴らす温かい音が、先程まで熱狂していたフィールドを包み込んで癒すようなエンディングとなった。

セットリスト
01. グロリアス軽トラ
02. ベンガルトラとウィスキー
03. スーパーマンになりたい
04. 1984
05. ユートピア
06. Peace
07. Sunrise&Sunset
08. ハッピーエンド
09. 革命
10. everything is my guitar
11. すごい速さ
12. 投げKISSをあげるよ

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長澤知之


オリジナリティあふれるボーカルと、聴き手の心を突き刺す歌詞が魅力の長澤知之。Forest stageに立った彼は、雨を吹き飛ばすようなエッジの効いたステージを繰り広げた。

バンドメンバーを引き連れて登場した彼は「こんにちは! 長澤知之です。仲良くしてくださーい」と茶目っ気たっぷりに挨拶し、タイトなアンサンブルが光る「JUNKLIFE」を披露。すると爽快なサウンドに導かれるように、客席エリアが少しずつ人で埋め尽くされていく。


間髪入れずに演奏された「ROLE」と「神様がいるなら」では、畳みかけるようなボーカルとジャキジャキとした小気味のいいギターが炸裂。これらの曲の終盤で長澤は、声を枯らしながら怒号のような声を上げる。圧倒的な存在感を放つパフォーマンスに、観客は釘付けとなった。

中盤で長澤は「こんにちはー。よろしくー。楽しくやろう」と改めてオーディエンスに挨拶。そしてノスタルジックなメロディを紡ぐ「明日のラストナイト」、早口でまくし立てる「MEDAMAYAKI」と続け、ソングライターとしての幅広い魅力をアピールした。


「P.S.S.O.S.」を演奏する前には、「えっと、残念ながら天候は雨ですけど、みんなで楽しくやれたらと思います。だから、楽な気持ちで観てくださったらなと思います。聴いてくれてありがとう」と観客に感謝を伝える場面も。そしてひとりひとりに語りかけるように「P.S.S.O.S.」を熱唱。強烈な個性を印象付けてステージを去っていった。

セットリスト
01. JUNKLIFE
02. ROLE
03. 神様がいるなら
04. 明日のラストナイト
05. MEDAMAYAKI
06. P.S.S.O.S.

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GRAPEVINE


今回が「SWEET LOVE SHOWER」初出演となるGRAPEVINE。ゆったりとステージに姿を現したメンバーを代表して、田中和将(Vo, G)は一言「こんにちは!」と挨拶する。1曲目「真昼の子供たち」から西川弘剛(G)の鳴らすメロウなギターが会場に響きわたり、さわやかな雰囲気が満ちあふれる。その後は空気を一変させる「スロウ」へ。ヘビーなバンドサウンドと田中の哀感に満ちたボーカルが彼らならではの世界を生み出し、オーディエンスも息を呑んでその音に聴き入った。


ステージにも容赦なく吹き込む雨に、田中は「いやー、ええ天気でよかった!(笑)」と言い放つ。「『SWEET LOVE SHOWER』は初登場です。今後ともよろしく」「今日はもうゆっくりした曲ばっかりやるんで。子供の頃の夏休みを思い出しながらゆっくり聴いてください」と話し、次の曲「風待ち」ではアコギを抱えた田中を中心に作り上げられる、穏やかで涼しげな音像が湖畔を包み込む。「風の歌」ではどっしりとしたリズムと力強いギターの音色が絡み合い、その上に乗る田中の伸びやかな歌声を引き立てていた。


「光について」のギターイントロが始まると、多くのオーディエンスから歓声が沸き起こる。バンドの熱量は徐々に増していき、スローテンポな曲とは思えないほどの強いエネルギーをオーディエンスに向けて放っていた。最後の曲は「Everyman, everywhere」。亀井亨(Dr)の叩くドラムに乗せて壮大なアンサンブルが展開され、天候の悪さを忘れるほどの荘厳な世界を生み出した。演奏を終えた田中は「どうもありがとう、山梨そして山中湖、スペースシャワー! 風邪引くなよ!」と挨拶。大雨の中でのステージを無事に終えた安堵感を、その笑顔に漂わせていた。

セットリスト
01. 真昼の子供たち
02. スロウ
03. 風待ち
04. 風の歌
05. 光について
06. Everyman, everywhere

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清竜人


午後のMt.Fuji stageに現れたのは、「SWEET LOVE SHOWER」3年連続出演となる清竜人。バンドメンバーに続いて登場した彼は、ペコリとお辞儀をすると「ぼくらはつながってるんだな」からライブをスタート。アコースティックギターを弾きながら、リラックスした歌声を全方位に響きわたらせ、オーディエンスの心をひとつにしていく。

清が今年の「SWEET LOVE SHOWER」のために用意したのは、ポップチューンだらけのセットリスト。「きみはディスティニーズガール」ではレインコートに身を包んだ観客を朗らかなボーカルで踊らせ、続く「プリーズリピートアフターミー」ではポジティブなメッセージを歌い上げていく。


ライブの後半を彩ったのは、柔らかなピアノから始まるバラードナンバー「痛いよ」。リスナーの胸を締め付けるような歌声が、客席エリアをうるおしていく。同時に切ない曲の世界観を引き立てるように雨脚が強くなり始め、観客は天気の演出を含めそのステージに魅入った。


ラストは壮大なミディアムナンバー「ボーイ・アンド・ガール・ラヴ・ソング」。清は「最後の曲なんですけど......聴いてください」とつぶやくと、柔らかな表情を浮かべ歌い始めた。優しい歌声が豊かなアンサンブルに絡み合い、フィールドに広がっていく。そして降りしきる雨の中、オーディエンスは多幸感あふれるサウンドに身を委ね、心地良さそうに体を揺らし続けた。

セットリスト
01. ぼくらはつながってるんだな
02. きみはディスティニーズガール
03. プリーズリピートアフターミー
04. 痛いよ
05. ボーイ・アンド・ガール・ラヴ・ソング

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黒猫チェルシー


オーディエンスの手拍子に導かれてForest stageに登場した黒猫チェルシーは、アッパーなロックチューン「ベリーゲリーギャング」からライブをスタートさせた。4人は1曲目から激しいビートを叩きつけ、雨の会場を盛り上げていく。


渡辺大知(Vo)は「SWEETな雨が降ってきたな。これがSWEET LOVE SHOWERというやつか」と話し、泥でぬかるむフィールドに向けて「泥カーニバル」を投下。「泥のなか ドキドキが止まらない」という歌詞はまさにこのフェスの状況を表しているかのよう。


「雨降ってるほうがギラギラ照りつけてるよりドラマチックやと思ってます。朝とか夜とか関係ないんじゃ。最後まで楽しんでってくれ!」という渡辺のMCに続いて、バンドはニューアルバム「NUDE+」の核となる楽曲「YOUNG BLUE」を演奏。そのままライブ後半はハードなナンバーを畳みかけるように繰り出し、ラスト「嘘とドイツ兵」でフィールドの熱気は最高潮に。いつも以上に骨太なステージと、昨年の出演時に比べ確実にパワーアップした演奏で、バンドとしての存在感を見せつけた。

セットリスト
01. ベリーゲリーギャング
02. ショートパンツ
03. 泥カーニバル
04. YOUNG BLUE
05. 廃人のロックンロール
06. Heyライダー
07. 嘘とドイツ兵

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スペースシャワーTVエリア


会場内、PANORAMA GROUNDにあるスペースシャワーTVエリアでは、スペシャの番組にちなんださまざまな企画を展開中! iPad2や限定スペシャグッズなどが抽選で当たるメルマガ&携帯サイト会員限定キャンペーンや、太陽光発電モニタでのスペシャル映像の上映などを実施しています。


さらにスペシャのキャンペーン「MUSIC SAVES TOMORROW」と、国内6フェスのコラボによるオリジナルタオルも販売しており、このタオルの収益金は東日本大震災の被災地へ寄付されます。皆さんお時間のあるときに、ぜひこちらのエリアにもお立ち寄りください!

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HY


正午を過ぎ、続々と来場者が増える中、Lakeside stage 2組目のアクトとして登場したのはHY。ステージに現れたメンバー5人は、不安定な空模様をものともしない南国ムードたっぷりのカラフルな装いで笑顔を見せる。


センターに立つ新里英之(Vo, G)はオーディエンスに向けて「皆さん、こんなにいっぱい雨が降ってるので、もう雨を楽しみませんか? そしてちょっと寒いでしょ? 僕たちが沖縄の音楽で楽しませて温めるので、こっちに集まれー!」と声を上げる。

ライブは定番のアッパーチューン「隆福丸」「アミーゴ」からスタート。新里や名嘉俊(Dr)が中心となって合唱や手拍子、ジャンプ、沖縄舞踊、タオル回しで観客を煽り、先程の言葉どおりフィールドの温度をグングンと上げていく。

「みんながひとつになったときのパワーは、本当に心を打つものがあると思います。このパワーを東日本大震災に遭った人たちの元に届けたいです。そんな思いを次の曲に込めたいと思うんですけど、参加してくれますか?」との新里の言葉に続いて披露されたのは、大切な人を優しく慰めるナンバー「涙」。さらに次の「AM11:00」、新曲「I LOVE YOU」とあわせて、オーディエンスとの一体感は増すばかり。気づけばLakeside stageはHYならではのアットホームな雰囲気で満たされている。


最後は「両手を伸ばしてー!」の合図で「ホワイトビーチ」を演奏。大きく飛び跳ねるオーディエンスによって、フィールドには大きな"波"が生まれていた。

セットリスト
01. 隆福丸
02. アミーゴ
03. 涙
04. AM11:00
05. I LOVE YOU
06. ホワイトビーチ

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YOUR SONG IS GOOD


Mt.Fuji stageのYOUR SONG IS GOODのライブは、ヨシザワ"モ~リス"マサトモ(G)がおたふく風邪のため欠席し、代打として村田シゲ(CUBISMO GRAFICO FIVE / □□□)が加わる変則スタイル。1曲目、ハイスピードなビートが炸裂する「CATCH-AS-CATCH-CAN」ではメンバー全員がパーカッションを叩く演出でお祭り気分を盛り上げ、続く「A MAN FROM THE NEW TOWN」でもタカダ"ダ~タカ"ヒロユキ(B)が奏でるグルーヴィなベースラインに乗って会場中が踊り狂う。


2曲を終えた段階で、早くも雨と汗でびしょ濡れになったサイトウ"JxJx"ジュン(Organ, Vo)は「ワケわかんないね(笑)」と壮絶な状況に苦笑。メンバーそれぞれが奏でる軽やかなフレーズが複雑に絡み合う「Jackie Mittoo」、村田シゲのギターイントロから始まった「熱帯BOY」と、大盛り上がりのパフォーマンスが続く。「THE LOVE SONG」のイントロではJxJxが「東北で地震があったでしょ? きっとまたこうなるから」と前置きして「街はやがて 光放ち 世界中のLOVE SONGを焚きつけた」という歌詞を高らかに歌い上げ、オーディエンスから大きな拍手を浴びていた。


おなじみのフレーズとアッパーなリズムが激しく地面を揺らした「ブガルー超特急」の後、JxJxはメンバーそれぞれを紹介。村田シゲに対して「マジでありがとう(笑)」と挨拶すると、シゲも「俺も今日ここでこんなふうにギター弾いてるとは思いませんでした(笑)」と返した。ラストナンバーは「B.A.N.D.」。メンバーもオーディエンスも激しく踊り続け、アウトロではそのテンションに引っ張られるように演奏がどんどんスピードアップ。ライブは、笑顔と熱狂のうちに終了した。

<セットリスト>
01. CATCH-AS-CATCH-CAN
02. A MAN FROM THE NEW TOWN
03. Jackie Mittoo
04. NETTAI BOY  ~熱帯ボーイ~
05. THE LOVE SONG
06. ブガルー超特急
07. B.A.N.D.

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a flood of circle


今年からリニューアルし、ステージも客席エリアも拡大したForest stageのトップを飾ったのは「SWEET LOVE SHOWER」初出演のa flood of circle。ステージに現れた佐々木亮介(Vo, G)は「おはようございます、a flood of circleです。朝からロックバカが集まってるな! 踊れるか?」と大声で挨拶すると、オープニングナンバー「Human License」からライブを開始。ソリッドなロックチューンで、集まった客の心を一瞬で掌握してしまう。


雨に濡れながらも、オーディエンスはバンドが放つ骨太なロックを全身で浴び、うれしそうな表情を浮かべる。間髪入れずに「シーガル」が投下されると熱狂はさらに加速。続いて休む間もなく、ドライブ感あるベースラインから幕を明ける「Blood Red Shoes」へ。佐々木を筆頭に、渡邊一丘(Dr)とHISAYO(B)、サポートの曽根巧(G)のプレイも冴えわたり、そのパフォーマンスに感化されるように、フィールドの揺れは激しくなっていった。


MCで佐々木は「俺たち初めて『SWEET LOVE SHOWER』に来ました。いいっすね」「最後までぶっ飛ばしていこうと思いますので、よろしくお願いします」と語る。そして「『SWEET LOVE SHOWER』にぴったりな曲を」と「Sweet Home Battle Field」をプレゼントした。


アッパーなブルースナンバー「Chameleon Baby」、イントロで「わあっ!」と歓声があがったライブの定番曲「プシケ」を連投した後は、あっという間に最後の曲へ。ラストは佐々木の今の気持ちを凝縮したアップテンポな新曲「LOVE YOU」を熱演。軽やかなサウンドに乗せてフィールドも揺れ、ハッピーな空気に包まれてa flood of circleの初「SWEET LOVE SHOWER」ライブは終了した。

セットリスト
01. Human License
02. シーガル
03. Blood Red Shoes
04. Sweet Home Battle Field
05. Chameleon Baby
06. プシケ
07. I LOVE YOU

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エレファントカシマシ


会場最大の収容人数を誇るLakeside stageのトップバッターは、昨年感動的なフィナーレを飾ったエレファントカシマシ。「SWEET LOVE SHOWER」4年連続出場となる彼らが、このフェスにまたも新たな伝説を刻み込んだ。


宮本浩次(Vo, G)の「ようこそエブリバディ!」という第一声から始まった1曲目は「悲しみの果て」。細かい雨粒が降りしきる中、オーディエンスは腕を上げ、その力強い演奏に体を委ねる。ギターを置きハンドマイクを握った宮本は「エブリバディ、ついに待ちに待ったこの日がやってきたな!」と語りかけ、ステージを端から端まで歩きながら「俺の道」「風に吹かれて」を披露した。


「これから始まるぜ、SWEET LOVE SHOWER。楽しもうぜエブリバディ!!」「次は、朝だけど夜の歌。でも、いつの日か輝こうぜエブリバディ!」という宮本のMCに続いて演奏されたのは代表曲「今宵の月のように」。「今日のために髪の毛染めてきました」と宮本に紹介された石森敏行(G)のソリッドなギター、冨永義之(Dr)と高緑成治(B)の刻む重いリズムが、フィールドに集まった幅広い層のファンを圧倒する。


雨足も強くなってきたライブ中盤では、宮本はバケツいっぱいの水を頭からかぶり、会場の誰よりも全身ずぶ濡れの姿に。そして最後に披露されたのは名曲「ガストロンジャー」。宮本の放つ扇情的なメッセージ、荒々しくも緩急のあるバンドの演奏がオーディエンスの胸を打ち、Lakeside stageに大きな拍手と喝采が鳴り響いた。

セットリスト
01. 悲しみの果て
02. 俺の道
03. 風に吹かれて
04. 今宵の月のように
05. 幸せよ、この指にとまれ
06. 俺たちの明日
07. ガストロンジャー

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大知正紘


「SWEET LOVE SHOWER 2011」Mt.Fuji stageの一番手として登場したのはオープニングアクトの大知正紘。小雨の降る中、ステージに現れた彼は「おはようございまーす! オープニングアクト、大知正紘です!」と元気いっぱいに挨拶した。1曲目「バルーン」ではアコースティックギターをかき鳴らしながら深みのある力強い歌声を湖畔に響かせ、グルーヴィなバンドサウンドとともにオーディエンスのテンションを上げていく。続く「Hello」では縦横無尽にステージを動き回り、切なさと疾走感をあわせ持つロックチューンを歌いあげた。


大知は「雨ですけど大丈夫ですか? 足元が滑りやすくなってるので気をつけてください」と観客を気遣いつつ、自身がYouTubeで展開している"何ごとにも全力で取り組む企画"「全力大知」の特別編と銘打って、フィールドに全力でボールを投げ入れる。

オーディエンスとの触れ合いを楽しんだ後は、美しいピアノの音色が印象的なバラードナンバー「藍の唄」。優しいメロディラインをしっとりと歌う彼の声に、会場もうっとりと聴き惚れる。そしてあっというまに最後の曲へ。「この雨が上がりますようにという気持ちと、ここで出会えたみなさんひとりひとりへの気持ちを込めて歌います」と言って始まった「手」は、大切な人とのつながりを歌った温かいナンバー。まっすぐにフィールドを見つめながら、熱く前向きな歌声を響かせる大知の姿に、集まった観客は雨の冷たさを忘れてじっくりと見入っていた。

<セットリスト>
01. バルーン
02. Hello
03. 藍の唄
04. 手

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長谷川健一


いよいよオープンした「SWEET LOVE SHOWER 2011」。2日間にわたるフェスのオープニングを飾るのは孤高の歌い手、長谷川健一の弾き語りライブだ。


天気はあいにくの小雨模様。そんな中、朝イチで入場したオーディエンスは温かい拍手で彼を迎える。アコースティックギターを手に、湖畔のWaterfront stageに立った長谷川は「おはようございます。長谷川健一です。京都から来ました」と挨拶。さらに半袖のシャツを着ている自分と防寒対策万全の観客を見比べて「ちょっと寒そうでしょ(笑)」とつぶやき、1曲目「空の色」から演奏をスタートさせた。


朝9時30分の湖畔に優しく響きわたるギターの音色と包容力たっぷりの歌声。その音に自然と誘われるように、Waterfront stageには徐々に観客が増えていく。

最後の曲を歌う前、長谷川は「このあと僕は福井県でライブがあるのですぐ会場を出るんです。岡村靖幸さんのライブがあるので残念な思いをして旅立ちます。どんなだったか教えてください」と、穏やかなトーンでオーディエンスに語りかけ、3曲目の「夜明け前」を披露した。かすかな霧がかかった朝にピッタリの、静かで温もりあるパフォーマンスで“MORNING ACOUSTIC”を務め上げた長谷川健一。今年の「SWEET LOVE SHOWER」はこうして幕を開けた。

セットリスト
01. 空の色
02. ユリイカ
03. 夜明け前

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SWEET LOVE SHOWER 2011 いよいよスタート

「SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2011」、予定より30分早く8:30に開場しました。天候はあいにくの小雨模様ですが、今年も熱いステージを思いっきり楽しみましょう!
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SWEET LOVE SHOWER 2011EVENT REPORT

今年も当日、会場からのEVENT REPORTをお届けします。
お楽しみに!!

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