電気グルーヴ

西日が差し込むLAKESIDE STAGEに現れたのは「SWEET LOVE SHOWER」初出演の電気グルーヴ。開放的なシチュエーションの中、まずサポートメンバーの牛尾憲輔(agraph)がDJブースにスタンバイして不穏な重低音を鳴らすと、点滴を打たれながら車椅子でうつむく石野卓球とそれを押すピエール瀧が登場した。「The Big Shirts」からスタートした電気グルーヴのライブは、この日バンドサウンド三昧だったオーディエンスに新鮮な刺激を与えていく。


間髪入れずに始まった2曲目「Missing Beatz」で、卓球と瀧はステージを往来しながらキャッチーなメロディを歌い上げる。「Shame」からは卓球がDJブースに移動し、瀧は舞台前方を悠々と歩き回りながらオーディエンスを煽りまくった。彼はステージサイドのビジョンいっぱいに自分の顔面を移したり、ステージ袖から拳を突き出したりと、自由すぎるパフォーマンスで観客の目を引く。一方で卓球は「聴いてください、聴いてください、楽しんでください! 電気グルーヴ!」と叫び、フィールド全体のテンションを高めていった。
キラーチューン「Shangri-La」では場内がさらに大きな盛り上がりを見せ、オーディエンスは皆手を上げて、臓器に響くビートにそれぞれ身を委ねた。ドラマチックなストリングスが響く「Upside Down」を終えた2人は、ファン歓喜の「電気ビリビリ」をラストナンバーとして披露。電気グルーヴはノンストップのパフォーマンスでLAKESIDE STAGEを巨大なクラブへと変化させ、さっそうとステージを去っていった。

セットリスト
01. The Big Shirts
02. Missing Beatz
03. Shame
04. Shameful
05. Zoo Desire
06. Shangri-La
07. Upside Down
08. 電気ビリビリ
01. The Big Shirts
02. Missing Beatz
03. Shame
04. Shameful
05. Zoo Desire
06. Shangri-La
07. Upside Down
08. 電気ビリビリ