憂歌団

結成から44年、日本が誇るナニワのブルースバンド・憂歌団が満を持して「SWEET LOVE SHOWER」に初登場だ。木村充揮(Vo ,G)、内田勘太郎(G)、花岡献治(B)、新井田耕造(Dr)の4名がのほほんとした雰囲気でステージに現れると、集まった観客もつられて笑顔に。「ぼちぼちと、始めまーす」と優しくつぶやいた木村に続いて、バンドはリバーブの効いた豊かなアコギの音色と"天使のダミ声"と称される木村の歌声を軸に、丁寧に音を紡いでいく。


彼らは「10$の恋」「胸が痛い」など切ない恋心を歌い上げたナンバーをじっくりと披露。さわやかな風の吹く昼の湖畔という環境で、イベントに心地いいリラックスタイムがもたらされる。そんなスローなブルースパートから一転、「なんやかんや言うてもね、やっぱり元気が一番やね」という木村のMCから始まったのは代表曲「おそうじオバチャン」。アコースティックサウンドながらバンドのロックンロール魂が炸裂し、若いフェスオーディエンスも心をつかまれたようにその音に聴き入っていた。


憂歌団は最後に、2013年の復活後に制作したナンバー「Blues Rock'n Roll」をお見舞い。木村はマイクスタンドからマイクが外れてしまうほどの熱演っぷりを見せ、称賛の拍手を浴びながら「どうもー、ごゆっくりー!」とにこやかに頭を下げた。