NICO Touches the Walls

噂のニューカマーNICO Touches the Walls
屈強なバンドサウンドで魅せまくる

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青空と雄大な景色が心地よさを増すLAKESIDE STAGEに、NICO Touches the Wallsが登場。20代前半の若手ながら、すでにライブバンドとして高い評価を受ける彼らの楽曲はキャッチーかつ一筋縄ではいかないと評判だ。

ライブは「THE BUNGY」でキックオフ。ロック、カントリー、ブルースなど、あらゆるサウンドを詰め込んだ陽気なナンバーに、観客もメンバーもボルテージは上がりっぱなし。初めて彼らを観に来たファンに向け、メロディに乗せて「ハロー!」と呼びかけるフロントマンの光村龍哉。そのコール&レスポンスに続いて演奏されたのは、キラキラとしたフレーズに胸をぐっとつかまれる「image training」だった。そのままさわやかな雰囲気で突っ走るのかと思いきや、耳に飛び込んできたのは「そのTAXI.160km/h」。ステージ上の4人はスピーディかつスリリングな轟音ナンバーを、息のあった演奏で構築していく。

「SWEET LOVE SHOWERをすごく楽しみにしてきました。スペースシャワーTVにはいろんな節目でお世話になっていて、今日は1曲目から恩返しのようなつもりでやりました」と話す光村。さらに、光村がドラムの対馬祥太郎に富士五湖を答えさせようとする場面もあったりと、リラックスしたMCには集まった観客から笑い声があがっていた。

その後「Broken Youth」で等身大のみずみずしい匂いを漂わせたかと思えば、「武家諸法度」ではひりつくような爆音ロックをぶちかます。場の空気を一瞬で変えるその多面性にはただただ圧倒されるばかりだった。

最後はインディーズ時代からのおなじみのナンバー「(My Sweet)Eden」を披露。日常から切り離され、それぞれが自由に音楽を楽しめるこの楽園のような空間にはこれ以上ないほど似合う1曲だった。

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<セットリスト>
M-1.THE BUNGY
M-2.image training
M-3.そのTAXI,160km/h
M-4.Broken Youth
M-5.武家諸法度
M-6.(My Sweet)Eden