黒沼英之

「SWEET LOVE SHOWER 2013」2日目のWATERFRONT STAGEで一番手を務めるのは、今年デビューしたばかりの黒沼英之。キーボードを前にした彼は、おもむろに情感たっぷりのフレーズを弾きだし、「Pray」からライブをスタートさせた。
繊細で柔らかな歌に誘われるように、次々と人が集まり始め、その声に耳を傾ける。黒沼は「晴れましたね。『SWEET LOVE SHOWER』2日目、楽しんでますか? 皆さんにとってこれが朝一番の歌声です。みんなの心にしみ込むような歌声が聴かせられたらうれしいです」と穏やかな笑顔を浮かべた。さわやかな空気にぴったりな「ふたり」で躍動的な一面を披露したあとは、狂おしい感情を伝えるスローバラード「やさしい痛み」でゆったりした雰囲気を作り出す。曲の合間に黒沼は、「みんなが幸せそうな顔をしているのがうれしいです」と気持ちのいい環境でパフォーマンスをできる喜びを何度も口にしていた。


黒沼の初野外イベントは「パラダイス」であっという間に終盤へ。「いつまでもここにいたいんですけど、この曲で最後です」と名残惜しそうにしながら、彼は伸びやかな声を響かせ、オーディエンスの心に“パラダイス”を作り出していく。そして日曜日の目覚めにぴったりなみずみずしい歌声をオーディエンスに提供し、20分のステージを終えた。
セットリスト
01. Pray
02. ふたり
03. やさしい痛み
04. パラダイス
01. Pray
02. ふたり
03. やさしい痛み
04. パラダイス