サニーデイ・サービス

サニーデイ・サービス、湖畔に響くメロウグルーヴ

ステージ中央に立った曽我部恵一(Vo,G)は、ギターを鳴らしゆっくりと歌い始める。ファンの間でも人気の高い名曲「baby blue」からサニーデイ・サービスの演奏がスタートした。この日のバンドは療養中の丸山晴茂(Dr)に代わり鈴木正敏(Dr)、そして高野勲(Key)と新井仁(G)をサポートメンバーに加えた5人編成。静かなアンサンブルが湖畔の清んだ空気を震わせていく。

田中貴(B)が絞り出すベースのフレーズから始まった2曲目は「恋におちたら」。曽我部の力強いボーカルが、集まった皆の心にじんわりと染みわたる。「最高の夜が来ました。みんな楽しんでますか?」という短い挨拶を挟んで演奏されたのは「スローライダー」。続く「ふたつのハート」ではスライドギターの音色が甘く響き、バックの照明がステージを真っ赤に染めた。

そして早くもライブは終盤。「サマー・ソルジャー」の美しいメロディが夏の終わりのフィールドを満たし、「胸いっぱい」で観客は思い思いに体を揺らす。曽我部は最後に「ありがとう、サニーデイ・サービスでした」と手を振り、バンドはステージを後にした。

セットリスト
M-1. baby blue
M-2. 恋におちたら
M-3. スロウライダー
M-4. ふたつのハート
M-5. サマー・ソルジャー
M-6. 胸いっぱい

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