KANA-BOON
地元・大阪でキャリア史上最大規模の凱旋ライブ「KANA-BOON野外ワンマン ヨイサヨイサのただいまつり! in 泉大津フェニックス」を大成功に収め、山中湖へとやってきたKANA-BOON。後方までぎっしりと人で埋め尽くされたMt.FUJI STAGEに現れた彼らは谷口鮪(Vo, G)の「ちょっと寒いけど皆さん熱くしていきますんでよろしくお願いします」という一言を合図に「1.2. step to you」で鮮烈なスタートを切り、間髪入れずに「ワールド」をドロップ。さらに「ウォーリーヒーロー」をぶちかます"攻め"のモードで、オーディエンスの興奮を序盤からピークへと導いていく。
谷口はいつものように「大丈夫ですか? ケガとかしてないですか?」と観客を気遣い、続けて「SLSですよ。今年もKANA-BOONがSLSに登場! で、SLSって何の略?」と飯田祐馬(B)に話題を振る。飯田は「大喜利ですか?」と言いつつ、"すごく・リッチな・シジミ"と独自の解釈を披露すると、いつもの調子の彼らの掛け合いに会場からは小さな笑いが起こった。
その後彼らは8月27日にリリースしたばかりの「生きてゆく」でセンチメンタルな空気をもたらし、「盛者必衰の理、お断り」で再びフィールドを熱狂させる。そしてぬかりのない彼らはスペースシャワーTVの番組「もぎもぎKANA-BOON」で開発したオリジナルたこ焼きを宣伝。「たこ焼きの話をしたらおなか減ったな」という谷口の発言からKANA-BOONの"グルメソング"として知られる「ないものねだり」を投下し、ハングリーなオーディエンスの空腹を満たした。最後に披露された「フルドライブ」ではMt.FUJI STAGEに盛大なハンドクラップを巻き起こし、驚異的な盛り上がりの中、KANA-BOONのステージは幕を下ろした。
セットリスト
01. 1.2. step to you
02. ワールド
03. ウォーリーヒーロー
04. 生きてゆく
05. 盛者必衰の理、お断り
06. ないものねだり
07. フルドライブ