
「SWEET LOVE SHOWER 2014」2日目のトリを飾るMAN WITH A MISSIONのライブは、三日月が輝く下でスタート! 雄叫びのような歓声に迎えられ、Tokyo Tanaka(Vo)は「SPACE SHOWER TV」のタオルを掲げて準備万端であることをアピール。5匹は豪快な火炎が飛び交う中でスピーディな「evils fall」からライブをスタートさせた。


Jean-Ken Johnny(G, Vo)が繰り出すラップと、Tokyo Tanakaの攻撃的な歌声がひんやりとした場内の温度を引き上げていく。「人間ノ野郎ドモ、本気ッテヤツヲ見セテクレ!」という煽りに続いたのは、ダンサブルなビートで聴く者を踊り狂わせる「Get Off of My Way」。ひとしきり盛り上げたあと、Jean-Ken Johnnyは2年ぶりの出演となる「SWEET LOVE SHOWER」でトリを務める喜びを口にすると、序盤以上の"最高の瞬間"を提供すべく「higher」をフィールドに届けた。

ライブが進むにつれて、観客の興奮度合いは加速し、地面の揺れもどんどん激しくなる。その熱狂ぶりは5匹を感嘆させるほどで、Jean-Ken Johnnyも思わず「ヤルジャネエカ人間ドモ!」と叫んでいた。しかし彼らもここで観客を驚かせるゲストを招聘。「ココ、ロケーションガ山ジャナイデスカ。山デアリ、森デアルト。今日ハ、オオカミガモウ1匹紛レ込ムコトニナリソウデスガ......。モウ1匹増エテモイイデスカ? カナリ凶暴ナオオカミガ加ワルケド、ヤレンノカ?」という紹介に続いて、オオカミのお面を被ったDragon AshのKjが登場した。ステージに勢ぞろいした"6匹"のオオカミたちは、Nirvana「Smells Like Teen Sprit」をドロップ。相性抜群の掛け合いと、激しく不穏なサウンドにフィールドの狂騒はもはや歯止めの利かない状態に。Kjが去ったあとになだれ込んだ本編ラストの「Emotions」も、異様な盛り上がりとなった。

恒例の「ヤキニクコール」に呼ばれてステージに戻ってきた5匹は、「When My Devil Rises」と「FLY AGAIN」の2曲を連続でプレイ。「FLY AGAIN」ではメンバーが客席に乱入しオーディエンスを煽り、曲のラストでは全員の雄叫びが夜空に響く事態に。5匹は45分にわたってただひたすら圧倒的なライブを繰り広げ、トリにふさわしい貫禄を見せつけた。
セットリスト
01. evils fall
02. Get Off of My Way
03. higher
04. distance
05. DANCE EVERYBODY
06. Smells Like Teen Sprit
07. Emotions
<アンコール>
08. When My Devil Rises
09. FLY AGAIN